札幌から普通列車で日高に行きました。
山また山。その中をゆっくり走る。丘の多い旭川と違いました。
「新夕張駅」だれも降りない。外に出ても寂しい。
そこから特急で「占冠」(とまかっぷ)まで。降りたのは私ひとり。
山の中の駅。人ひとりもいない。「バスに乗って来てください」
と言うので、バスに。客な私ひとり。5時17分に出た。
日高町まで12キロ。山また山。こんな所に町なんかあるの?
ましてや教会なんか?日高町?村ですね。
S先生が出迎え。ここに宣教師が開拓し建てられた教会がありました。
S先生は、4年前に主の導きと信じて、奥さんとこの地に来られた。
神学校の校長をされていた先生です。いくら「定年になったから」
とは言え、こんな山の中に、よく来られたなと思いました。
先生は言う、「主の導きです。いい所ですよ。先生来ませんか」と
言われました。励まされました。
巻紙・・自筆聖書
教会で集会中、「巻紙」に目が留まりました。「何ですか」と聞くと
T教会の教会員の方が聖書全巻自分で書いたものです」とのこと。
写経ならぬ「写聖」です。びっくりです。・・・と思ったら、先生は
もっとすごいものを見せてくれました。「自筆聖書」です。
川崎の教会の80才余の方が、「聖書をペンで書いたものです。
16冊書いたんですよ。それを私にくれたんです。」と言う。
見て、びっくりでした。すごい!すごい!
「書いていて辛くない、楽しいです」と言ってたのこと。
そして、最後に先生の古い聖書を見せてくれました。
表紙の裏に、聖書通読をした記録が書かれていました。
もう500回以上にもなるとのこと。がーん!衝撃です。
私ももっともっと聖書に親しむ者になりたいと刺激を受けました。
「栄える。」(詩篇1:2,3)
主のおしえを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ。
その人は水路のそばに植わった木のようだ、時が来ると実がなり
その葉は枯れない。その人は何をしても栄える。」(詩篇1:2.3)