礼拝後、牧師夫人が立ち上がり話しをされました。
「先生には感謝しています。お礼を言わなければと思って
今日となりました。」
40年越しの感謝とは?
「40年前、先生は松原湖バイブルキャンプー高校キャンプ
で弟のカウンセラーでしたが、弟がイエス様を信じ、洗礼
を受けました。・・・ところが弟は召されて両親は悲しみの
どん底に落とされました。そんな時、(神学生だった)先生
が、長野の実家にまで訪ねてくださいました。・・・・・」
思い出しました。その時のことを。
話しは続きます。
「先生は、両親に手紙ーそれも巻紙に(筆で)書いたものー
を渡されました。両親はそれに大変慰められました。
父は枕元にそれを置いて、何度も何度も読み返していま
した。」
嬉しいです。当然のことで「巻紙」に筆で手紙を書くのが好き
でしたので、そう言えば、巻紙に書きましたね。
家内への手紙も時々「巻紙」でした。
「巻紙に書くなんてどんな人?年配の人と思ったら・・・」
当時26才の若い私を見て、みんなびっくりしてました。
今も時々筆で書きます。「江戸時代」の人の手紙が大好きだ
からです。
ところで、牧師夫人は、最後にこんなことも言われました。
「3年前に、私の母を訪ねてくださいました。私は用事でいな
かったのでお会いできませんでした。ひとりの人を尋ねる。
今日先生は『ひとりを大事に』(私のモットー)と言われまし
たが、40年前と変わらず、ひとりを訪ね行かれる先生です
ね。・・・・・」
お話を聞いて、思いました。 「一枚の便り」、「ひとり人が大事」
をこれからもモットーとしていこうと。
イエス様のように、ひとりの人のところに出て行って、励まし
助ける。
「人の子(キリスト)は、失われたものを探して救うために
来たのです。」 (ルカ19:10)